その他の耳介変形

みみ=外耳は、複雑な形態をしていますから、さまざまな変形がおこります。
小耳症以外のよくみられる耳介変形について紹介します。

1.副耳

 副耳はかなり多く見られるものです。発生頻度は1.5%といわれています。
耳珠から口角にかけて発生しますので、耳のまえだけでなく頬にもできます。ときに頚部に同様のかたちのものが存在することもあります。<頚部副耳 頸耳>
治療は切除手術を行います。

こども病院では、二泊三日あるいは一泊二日(住所が病院から30分以内。喘息など合併症がない場合)の入院で手術をします。外来にて抜糸します。

2.先天性耳瘻孔

耳瘻孔の大半は耳前瘻孔です。皮膚の瘻孔から軟骨に沿って下降し、外耳道の上縁に向かいます。
治療としては、瘻孔および瘻管の摘出を行うことになります。

感染をまったく起こさない状態であれば、手術をしなくてもよいかと思いますが、くさい臭いがするとか、感染を頻回に起こしてしまう場合には、手術が行われます。


3.立ち耳

対輪の低形成により、耳介がのっぺりとしていて、あたまから耳の立ち上がる角度が40度以上あるような耳介です。出生の5%くらいにみられます。もともと、日本人は白人にくらべて耳がたっています。白人は耳が立っている状態を嫌うため、外国での手術方法の報告が多いものです。

耳介の裏から皮膚切開をして、耳介軟骨にあさく切開を加えてナイロン糸によってマットレス縫合を行って、対輪を作製します。対輪が折れ曲がることで、耳介が寝るようになります。

4.折れ耳

耳介の上縁が折れ曲がっている状態です。軽度の場合は、立ち耳手術と同じようにして対輪を作製することで、耳介上部の折れ曲がりを矯正します。

ときには、耳介軟骨、皮膚成分ともに小さいものもあり、コップ耳などといわれます。耳介軟骨を広げるような手術をおこないます。

小耳症

小耳症手術

手術の実際

耳介変形
顔面骨延長

顎顔面骨延長手術