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骨延長:Distraction Osteogenesis
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日本語では「骨延長」と呼ばれますが、英語では上に示すように 「Distraction」=延長する 「Osteogenesis」=骨を創成する という2語からなります。日本語訳では前半の骨延長ということしか言葉に入っていないのです。 骨延長法で、肝心なことは、後半の「Osteogenesis」=骨を創成する ということだと思います。小さい骨を引き延ばして大きくする治療方法ですが、このとき、骨を新たに創ってしまう、という画期的な治療です。 1.頭蓋・顔面骨延長 さて、骨延長法は手足の大きな骨(長管骨)においては、実は1950年代より研究されて来ました。 しかし、その基礎研究は、旧ソビエト時代のロシアの片田舎であるクルガンでイリザロフという人物によって成し遂げられたものです。
骨は成長している子供の時代には伸びますが、成長が終わってしまえばもう伸びることはありません。子供時代の成長は骨端軟骨という特別な部位があって、そこで成長がおこります。骨端軟骨は大人になれば無くなってしまうのです。 外傷などで短縮してしまった骨を元のように伸ばしたいという、患者さんの希望からいろいろな脚延長の手術が工夫されていました。 イリザロフ博士はこの経験から、多くの実験を行いました。そして、ついに骨延長の方法を確立したのです。 しかし、シベリアの片田舎で医療を行っていた彼の手術は、容易には認められませんでした。 また、イタリア人の探検家カルロマウリはアルプスで重症の骨折を負いイタリアで数回手術を受けても結果ははかばかしくありませんでした。 ( 画像は、DISTRACTION OSTEOGENESIS Edited by: Mikhail L. Samchukov, M.D. Alexander M. Cherkashin, M.D. より ) |
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